優男とサディスティック 秀良子 土下座しながら、愛を叫ぶ!変態野郎!
だーい好きな作家さん、秀良子さんの作品「優男とサディスティック」
秀良子さんの作品は全巻網羅していると思います^^
現在、夏から秋にかけて読んだBLの感想を書いていまして、それが終わったら秀良子フェアを開きたいと思います(笑)
秀良子さんの作品は、ほんわかした絵柄なんだけど、よくよく読んでみるとウラがいっぱいなんですよね。私の頭では一回では理解できない部分があったりします。いまもこの感想文を書くために読み返しましたが、読み落としている部分がありました。
評価 ★★★★☆ 4つくらいかな?
イケメン変態ストーカー×平凡眼鏡の地味リーマン?!
今日も駅前で、犬が待っている――。
と帯に書かれていました。
表紙の絵は、首輪がされていて、片方は手錠???
むむむ、どっちがサディスティックなんだ?
ネタバレしますと……
地味で普通なサラリーマンの高瀬(主人公)と元いじめっこの同級生・吉野(攻め)のお話。
好きになってごめん、でも好きなんだ、ってな感じで変態ストーカーになってしまう攻めは大好物です(笑)
社会人になっても、吉野は高瀬のことが忘れられずにストーカーと化しています。高瀬に女が近づかないようにしたり、高瀬の使用済みのものを収集したりと、高瀬には気づかれぬよう付けまわしています。
しかし、自分の行いが悪くて、吉野の行動が高瀬にばれてしまいます。
そこで、吉野は思い余って(笑)
土下座しながら「ごめんなさい 好きです」
行いがばれてからは、吉野はひらきなおったストーカーと化します。堂々と待ち伏せしたり、家に居ついたりとね。
当然ながら高瀬は吉野を受け入れることはなく、突き放す。でも、吉野はどんなことをされても、喰らいつきます。無償の愛を求める犬のよう、ってか――。
この吉野というキャラがいいんですよ。親は金持ちで、吉野は甘やかされて王様のように育つ(笑)社会人となっても無職です。高校のときの友達からは「人生イージーモードじゃん」って言われてるんですね。
一方の高瀬は、この吉野のペースにどんどんハマっていきます。吉野からの提案に高瀬は乗ってしまう。
はい、性的なことをしてしまうのです。高瀬、初体験です(最後までは、まだナイです)このことは、高瀬にとって強烈な印象を植え付ける。
世界が色を変える
と作中では表現されています。
目覚めちゃったんでしょうか(;'∀')
この後、吉野は高瀬に対する異常な行動が吉野の親にばれてしまいます。親の仕事を手伝うことになった吉野は一時的に高瀬の元から姿を消します。
そして、再び現れた吉野は言います。
俺、ストーカーやめるわ(吉野)
ふ、ふざけるな――(高瀬)
ってベジータばりに、ブチ切れます!!
もうね、高瀬は吉野に取りこまれているのですよ(笑)
なるだろうと思ってたけどね(笑)
この後の書下ろしが素敵でした!
ごちそうさまでした♪