深淵 佐々木かほ 衝撃のデビュー作!
深い淵と書いて 深淵。
その言葉に導かれるようにして、こちらの作品を手に取りました。
帯には、
期待の大型新人 佐々木かほ衝撃のデビュー作!
と煽り文句が。
うん、ある意味で衝撃でした( 一一)
衝撃を受けた理由。ラストに書きます。
ここからネタバレです。
裏側の帯には、のんびり執着攻め×ノンケ真面目受って書いてあるんだけど、最初からできちゃっているという。
ノンケじゃないじゃん!
完全に帯の煽り文句にやられた感があります。
お話自体は下記のあらすじの通りです
内容紹介
〝あの傷〟が俺を繋ぎとめる呪縛なのか…?
高校時代、中西に告白された高田。ノンケだった高田が振った直後、中西が階段から落ちて大怪我をしてしまう。そのことがキッカケで付き合うことになった2人の関係は大学生になっても続いていた―――。
そんなある日、高校の友人に呼び出された高田は中西との関係がバレてしまい「親切で付き合っているつもりならあいつ惨めすぎるだろ」と言われてしまう。
怪我から始まった関係だが今は大事に思っているとしても男同士は〝普通じゃない〟中西との将来を考えて、高田は別れを決意するが―――。
「好きになっちゃってごめんね」
男同士でずっと一緒にいるにはどうしたらいいのか…?
執着系グータラ学生×ノンケのしっかり者メガネ男子
複雑な感情が渦巻き、不器用ながらも重厚な愛の形が描かれた佐々木かほ初コミックス。
描き下ろし40Pあり!
内容紹介を載せましたが、紹介文が長いぞ(笑)
高田(メガネ・受け)はオカン男子というやつかな。中西はコミュ障で友達がいない。そんな中西に声を掛けたのは高田だった。それから中西は急速に高田を好きになっていく。
中西は高田に告るんだけど、すぐに振られる。それで言うんじゃなかった、ってその場から走り去る。中西はその時に階段を踏み外して足に怪我を負う。その負い目を感じて高田は付き合うようになるという。
その後、友達にばれて、中西のことを突き放す展開が待ってるんだけど。
高田は、中西を受け入れたり、受け入れなかったり。ある意味、その狡さが人間らしいってことなんだけど。でもね、普通の人は、第一の段階で受け入れらないのではないかなって思うのです。お尻はオープンハウスじゃないよ!
高田は懐がでかいんだか、小さいんだか。ちょっと曖昧だなって感じました。
体の関係がない状態でずっと友達関係が続いていて。なおかつ、怪我のせいで高田が世話を焼いている、というほうが良かったな(;´Д`)
どんな形でも執着したいって思いが前に出て、今にも攻めが襲ってしまいそうだぞ、ハアハアって展開を期待してしまいました。そういうフラストレーションを溜めた作品が読みたいです。
もうちょっと何か出来たのでは、ってどうしても感じてしまった作品でした。
評価 ★★☆☆☆ 1.5くらいかな。減点理由は帯のせい。
小ネタですが、オカンとセーラー服は面白かったよ(笑)
さて、衝撃を受けた理由ですが(笑)
どんな作品だろう、と煽りに煽られまくった帯を読み、私は期待に胸を膨らませて、本をぱらりと捲る。次第にある疑念が頭に浮かび上がります。
これは・・・?
あ!
これだ!
鈴木秀雄やん(ー_ー)!!
ヒゲとメガネともさい感じね。
アイアムアヒーローは楽しく読ませて頂いているのですが、こちらの深淵の主人公たちは足して二で割ると鈴木秀雄になります……。