恋とはバカであることだ おげれつたなか シンプルに面白い!大人だけど、初めて恋人が出来ました!
おげれつたなかさんの「恋とはバカであることだ」。
おげれつたなかさんの初コミックスを入手しました。デビュー作から最高でした! この方は、本が出たら絶対に買う人リスト入りを果たしました^^
おススメ度 ★★★★☆ 4つ。デビュー作のため、期待を込めての1つマイナス。
表題作「恋とはバカであることだ」、「外面だけは王子様」、「泣けないうそつき」、の三作品が収録されています。
表題作だけ大学生×大人で、他二作品は高校生のお話です。
それでは、それぞれの作品についてコメントをします。
ここからネタバレ入ります。
・恋とはバカであることだ
大学生で二十歳の佐山(攻め)と32歳のカフェで働く真木さん(主人公・受)の12歳の歳の差カップルのお話。
二人の恋は佐山の一目惚れから始まる。しかし、二人は問題を抱えている(主に真木さん)佐山とのジェネレーションギャップ、佐山は積極的でガツガツ来る。
そして、一番の問題点(笑)
真木さんは童貞処女なのである(笑)
30オーバーにして、乙女なのです。いや、魔法使い?
何といっても、このお話が面白いのはジェネレーションギャップです!わかるーと思って笑ってしまった私、三十路女です(ノД`)・゜・。
真木さんから見た佐山のいじける姿。佐山が怒ったと思ったら、数秒後にはケロリとしているところ。褒め言葉が褒めていない。
そんなところに共感して笑ってしまう私は完全に真木さん側です。
最近の子って、大胆つーか積極的なんだよね。ネットに平気で自分の写真とか流しちゃうでしょ。あれって私には出来ない真似事。自分の写真とか、キモ過ぎだし(;´Д`)かつて言われた草食系とかって言葉は嘘千二百な気がします。私たちの時代はさぁーって、これ以上語り始めると、ババアだって言われかねないので止めておきます(笑)
・外面だけは王子様
横暴ですぐキレるが人前では猫かぶりな潤也(攻め)とコミュ障で根暗な秋(主人公・受け、しゅうと読む)のお話。
攻めがツンデレです(笑)
潤也、ジャイアン過ぎ!そして、潤也と秋の温度差が面白かったです(笑) 秋もいいキャラなんだよな~。
・泣けないうそつき
真中(攻め・主人公)と瀬川。
二人は高校一年生で出会った瞬間に恋に落ちる(笑) 順調に交際に落ちるんだけど、瀬川にはとんでもない秘密があった――。
本作はこの本の書下ろしとのことです^^
瀬川の純情、ギャップがかなり良かった!
そのとんでもない秘密とは、何かってことですが(笑)
瀬川の容姿はキレイ系と呼ばれるほどの美男子、性格も健気で優しい感じ。しかし、それは作られた姿なのです。真中がそういう人が好きだから、努力した姿なのです。
瀬川は中学時代はバリバリのヤンキーだったのです!!!
この事実を知った真中は別れると瀬川に告げるんだけど、瀬川が思いのうちを洗いざらい告白するシーンは最高でした^^
その後のお付き合いは嘘をつかず、本当の瀬川の姿で接していくようになるんだけど。ヤンキー丸出しだけど真中が好き過ぎる瀬川の姿は可愛かった。でも、ことあることにキレるっぽい。これは、ツンデレならぬ? デレツン?
ごちそうさまでした♪