色恋蟲 いさか十五郎 大人の恋にクエッションマーク。
いさか十五郎さんの新刊だ!
実は本屋で手に取った時、いさか十五郎さんの作品であることに気が付いていませんでした。いさか十五郎さんが好きだって公言しているのに(私が好きなことはそこまで知られていないかもですが。笑)
でもね、この表紙をみてください!黒い表紙に虫、虫、虫の字!!!なにか禍々しいものを想像しちゃうでしょー?!
私が感じているいさか十五郎さんって、明るくってエロくってピュアなキャラのイメージなんですよ。そりゃ、わからんよ。けれど、ちゃんと反応して新作購入していました。
今年はいさか十五郎さん作品の発売が多い!今年だけで4冊目です!
今回発売されたのは「色恋蟲」。”いろこいむし”と読みます。
それでは、続きからネタバレ感想に入ります。
内容紹介
自分は完璧と思っている、見た目は今どきの高校生で草持組下っ端構成員の篁
“ヤクザの愛人"バーのマスターであるレンゲに近づくのだが毎回取り合ってもらえない。
自分に「落せない人間はいない」ハズなのに思ったようにならず、いつも苦戦の連続。
ある日、レンゲに自宅スペースに招待され、カラダの関係を持つのだが、
主導権を握ろうとして、逆に振り回されてしまい…
ズルイ大人とダメな子供、互いに貪りあうその意味は――。
ヤクザの愛人を相手に、腹黒高校生が抱く恋心とは? そして、篁の裏の顔とは?読めば読むほど気になる、主人公は高校生だけど…少しオトナのBLコミック! !
ヤーさんの下っ端で高校生の篁(たかむらと読む。眼鏡の方。主人公)とバーのマスターのレンゲのお話。
不自然な設定が邪魔をしますね。高校生なのに、ヤーさんの下っ端って、なに? って。うーん、なんかなぁ。しかも、どんくさそうな容姿の篁は何故かやり手と言われている(篁の自意識過多入っています)眼鏡は伊達メガネなんです。
一方のレンゲさんは、ヤクザの女という設定。こちらはエロセクシーでクールさも併せ持つ、大人の男です。篁の眼鏡を奪って掛けている姿が素敵です^^
おおまかな話は、ヤクザの下っ端をやっている高校生の篁が対立する組のヤクザの女のレンゲさんを落とすことを命ぜられて近づく。しかし、相手は大人でエロくて、篁が反対に落とされてしまう。で、完全ネタバレしてしまうと、レンゲさんの男(ヤーサン)は既に亡くなっています。それに、組の対立と言っても、近親問題なんですよね。親子喧嘩的なものかな。
なんだかなぁ~( 一一)ストーリー自体は私の好みではないです。自分のことを大人だと思っている主人公が周囲の大人たちに転がされ、主人公の真っ直ぐな姿に大人たちがほだされていくって感じだよね。
それに何よりも帯の煽り方なんだよなぁ~。
”不能のジジイ相手じゃ、欲求不満でしょ”
――健気の皮をかぶった高校生と蜜をまとった大人の恋。
って。うーむ、この煽りにやられた(*´Д`)
次回作に期待しています!