Loved Circus ラブド・サーカス 朝田ねむい アングラな世界
Twitterを見ているとBLの新刊が出ているのを知り、買い出しに行かなきゃ~という思いと寒さでベッドから出たくない葛藤で悩まされています。
レビューしなきゃならん既読作品がたまっているので、まずはそちらの感想を書いていきます。
(たぶん)初読みの作家で朝田ねむいさんのラブド・サーカスを読みました。
本屋で平積みされていて、独特な絵柄だったので何かに引き寄せられるように購入しました。
ネタバレ感想は続きから。
内容紹介
2014年に『兄の忠告』でデビューした実力派新人・朝田ねむいの待望の2ndコミックス!地味で平凡なサラリーマン・ケイは、
全てを投げ打って惚れた風俗嬢を借金から救おうとするも、投資に失敗。
人生に絶望したまま自殺を図るが死にきれず、
次に目を覚ますと、そこはゲイ向け風俗店〈サーカス〉の店内で……!?
ワケあり男4人がサーカスで共に暮らし、働き、
それぞれの愛や生き方を見つけていく――
「どこでだってよき人生は送れるんだよ、心次第さ」
注目の新鋭・朝田ねむいの最新作!
サーカスと呼ばれるゲイ向け風俗店で働く人々の話です。問題を抱えた男たちのストーリーです。
まずは、ざっと人物紹介。
ケイ:地味で平凡な元サラリーマン。スーツ姿で初々しさを売りとする。
シロ:サーカスでは古株の一人。容姿は貴公子風で謎多き人。
ジョー:ギャンブル好きで破天荒な性格。強面マッチョ風な容姿。
リン:華奢な体格だが、心根は男らしい性格。料理上手。
BLと呼んで片づけることのできない作品だと思います。BL的エロ要素は少ないです(ないに等しいです)。こちらの作品は漫画というより、ちょっと奇妙な小説を読まされたような感覚がしました。とにもかくにも、シロという人物が際立っています。ケイ視点で、シロの人生を語っている手法なんだろうなぁ。いいですね、こうゆう手法は大好物です。
シロは魅惑的な人物ですが、私はジョーのエピソードが好きです(笑)男が本気になる決断は良いものですね^^
ラブド・サーカスはBL枠になっていますが、ミステリー作品だと思うので、完全ネタバレはしないようにしておきます。これは個人的な意見なのですが、BLの偏りが強い作品はネタバレしても何も問題はないと感じるのですが、謎を強い作品というのはネタバレしちゃいかん!と感じています。その線引きは曖昧なんですけどね~。たぶん、BLはストーリー以外の魅力があるからかな~(∩´∀`)∩ラブがありますもんね。
ラブド・サーカス、気になる方は是非読まれてみてください!