きょうのBL、これ読んだ。

BL書評ブログ。BL漫画、BL小説の読書感想文。作中のストーリーに触れていますのでネタバレ注意です。

最恐教師~教師も色々あるわけで~ 4巻 大和名瀬 そして、家族になる。

こんにちは。大和名瀬さんの記事、3連続です^^

続けざまに大和名瀬さんの本が発売されていますね。BL漫画は色々なレーベルで書かれていることが多いので、できる技ですね。発売スケジュールを合わせた出版社の戦略にまんまとハマって購入しちゃいます。

 

前置きはさておき。

最恐教師~教師も色々あるわけで~ 第4巻が発売されました!

 

 ※タイトルに”?”があるのは、”~”が表示できないからのようです。別作品ではないです。

評価 ★★★★☆ 

 

それでは内容に触れて行きます。 

 

ネタバレ注意!

 

 

かつてはデンジャラスイブと呼ばれ恐れられていた元不良で現在は教師の伊吹(攻め・通称:イブキン)とバツイチ子持ちの藤田(主人公)、プラス藤田の息子のお話。

 

イブキンと藤田は教師と子供の親という立場で、息子に隠れて恋人同士です。この二人が恋人になるまでの過程のお話や恋人になってからの直後のお話は面白さの中に切なさが混じっていて良かったです。

 

さて4巻。

 

息子がデカくなっているー(注意:下ネタじゃないです)成長した姿が父親に似てきたな~。

藤田の息子は小学4年生になりました。そして、なんと、担任はイブキンへバトンタッチ!

 

今までは家庭の複雑な事情には口を出さないことにしていたイブキンも担任という立場で事情を聞かなきゃいけないことになります(学校から言われている)そこで、藤田はイブキンへ元奥さん(息子の母親)のことを話します。

 

どこで知ったのか。情報を仕入れてきたイブキンの弟の隆哉(弁護士、3巻から登場、通称:弟)が、元奥さんのことを調べて藤田の元へ伝えに来ます。イブキン弟、何気に好きです。お馴染お約束・安心マークのついたザコキャラっぽい(笑)

 

イブキン弟が言う話では元奥さんは息子に会いたがっている模様。イブキンに相談しようか、息子にどう伝えるべきか、藤田は悩んでしまいます。

 

そこでやっぱりザコキャラのイブキン弟がイブキンへ告げ口しにいきます。イブキン弟は藤田のことが好きで狙っているのと、兄であるイブキンを打ち負かしたいと思っています。

 

藤田の元奥さんのことを知ったイブキンはショックを受けます。その姿がなんでか愛らしい。イブキンらしくない(笑)イブキンの様子が変なことに気付いた藤田の息子の助言によって、ようやくイブキンは行動に出ます。

 

藤田と息子の前で暴露しちゃうのです。それも自然な流れを作って。イブキンは大人でした(笑)こういうふうに冷静に解決するのは好きですね!過去の漫画だったら、すれ違いやいざこざがあってってなるけど、私は好みじゃないです。きちんと話し合えばわかることです。

 

藤田はイブキンの後押しを受けて、元奥さんと息子を合わせる決断をします。

 

4巻は既刊であったような派手な動きがなく、少し残念でしたが。イブキンが二人を家族のように大切に思ってくれているのは十分に伝わりましたね。

そう、イブキンのあのイブキン弟に向けた脅迫セリフ。

 

「俺の家族に手を出すな」

 

これにはキュンとしました。この手のセリフに弱いんです(;´Д`)

 

さて、最恐教師と言えば汁だくシーン(笑) ここ重要。

本編では愛を感じられるシーンが多かったです。藤田もイブキンとの付き合いが数年経って心が通っているんですね。

本編とは別に二人の休日の短いお話がありました。完全にエッチなお話です(笑)イブキンが大人のおもちゃに焼きもち焼いてポッキンと折っちゃったり、拘束されていたネクタイを簡単に引きちぎる姿はイブキンらしさが出ていて笑えた(笑)

 

ひとつ注文をつけるとしたら、エロに関して、もっとイブキンらしさが欲しかったな~。藤田もイブキンの強引さに慣れちゃってるんだよね。「お仕置きだ」って言われても、「またかよ」ってなりながら、藤田はそれに付き合う。

 

たぶん、私の良そうだと二人の関係が息子にばれるまでは続くと思うので、5巻はありそうな予感です。

 

ごちそうさまでした♪

 

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