トーキョートレイン 木下けい子 出会いをつなぐオレンジライン。
木下けい子さんのトーキョートレインを読みました。
小説の挿絵などではよく見掛けますが、 私が漫画を読むのは二作品目かもしれません。以前読んだのは「今宵おまえと」っていう作品です。木下さんの作品は、ほんわかムードであんまりエロ描写が少ない感じで、寸止めさせられます(笑)
トーキョートレイン<トーキョートレイン> (あすかコミックスCL-DX)
- 作者: 木下けい子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2015/11/02
- メディア: Kindle版
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おススメ度 ★★★★☆
それでは、これよりネタバレ感想に入ります。
中央線沿いの駅を舞台にしたオムニバス形式のお話でした。
こういう電車のお話って、東京に住んでいる人はわかるーってなりますが、田舎住みの人は電車の話は若干しんどい設定でしょうね。話自体は中央線は関係がないので、知っていると二倍楽しめる程度なので、大丈夫です。
私自身、田舎出身東京在住の人間なので、わかるーってポイントがいくつもあって面白かった。
なかでも、一番の共感を得たのは練馬の王子様とその続編にあたる攻め視点の用賀の騎士のお話です。見た目はイケメンだけど田舎出身(秋田)の岡田と都会出身(練馬)の東城のお話です。
東京の人ってさ~って、案外電車に詳しくない(笑)自分に関係のある路線しか知らないんだよね。田舎の人のほうが新宿に詳しかったりします。
東京の人は比べることが少ないです。余裕がある感じ。最初から引け目とか感じる必要がないんだもんね。羨ましい。お話の中で、そのようなことをくみ取れます(^^)/
岡田が東城にぐいぐい迫る感じは、なぜか恐怖を感じたよ。自分の部屋に連れ込んで、ソファーに座って二人でお酒を飲むシーンがあります。
「変って字さ 恋に似てんだよね」って次の絵に、
なんとも言えない恐怖がーーー!!
斜めから見つめないでください。
次の瞬間。紳士的だった岡田は「ゴチャゴチャうるせー口だな」って、登場の唇を奪ってしまう!!!
そりゃ、走って逃げだすわ。東城は走って逃げてしまいます(笑)
その後、岡田の頑張りにより(まとめ過ぎ)友達以上恋人未満のような関係になって、続編へ(笑)
東城に対する気持ちを隠さない岡田の態度と頑張りは見ていて応援したくなった。東城よ、はやく落とされちまえ、って感じでね。
最後はやっぱり落ちるんだけど、最後までしたのかどうかは不明。たぶん、したんだろうけど、最後までみたいんですよー。木下作品なので仕方ないですが(-_-;)
今回は岡田と東城のお話しか触れていませんが、そのほか大学生とパン屋さんのお話、リーマンとオタクの話、ホストと車掌の話、それぞれ面白かったです。それぞれきちんとしたお話で、続編を読みたいって思わせる内容でした。
ホストと車掌のお話のみ、最後まであります(笑)
ごちそうさまでした♪