きょうのBL、これ読んだ。

BL書評ブログ。BL漫画、BL小説の読書感想文。作中のストーリーに触れていますのでネタバレ注意です。

ジェラールとジャック よしながふみ 時代はフランス革命(1)

現在、私の中でよしながふみさんブームを展開しております。実は「きのう何食べた?」の9巻まで読了しているのですが、どこの本屋へ行っても10巻が見つからないのです。最新刊の11巻まで読破したら、感想を書きたいと思っています。これはネットで購入すべきかな~。

 

ってなわけで、十年以上前の作品になりますが「ジェラールとジャック」を読みました。私の読んだのは、ジェラールとジャックが一冊で読めてしまう文庫本バージョンです。

ジェラールとジャック (白泉社文庫)

ジェラールとジャック (白泉社文庫)

 

 

内容紹介

フランス革命前のパリ――。親の借金のかたに男娼専門の売春宿へと売られた、貴族の少年ジャック。彼はそこで「初めての客」として出会った、銀髪で顔半分に大きな傷を持つ男・ジェラールの屋敷で偶然に働くことに。
時が経つに連れ、次第に強く美しい青年へと成長していくジャック。そして彼を見守るジェラールの心の中には、閉ざされたある悲しい出来事があった…。
革命の嵐の中、歴史の波に翻弄される二人の運命は…!?

 

時代はフランス革命前のパリ――。ってそんなにフランス革命期は詳しくありませんので、ちょっとだけフランス革命前後のフランスを勉強したいと思います。私にしては真面目ですね~。いろんなサイトから引用させて頂きました<(_ _)>

 

フランス革命は世界史上の代表的な市民革命とのこと。フランス革命以前のフランスは第一身分の聖職者、第二身分の貴族、第三身分の平民と三層に格付けされています。第一身分と第二身分の方々は特権階級と呼ばれ、なんと納税の義務がなかった!納税義務があるのは第三身分である平民たち。これらは人口の80パーセントを占め、農家や銀行家などの労働者たちです。

ルイ15世の時代までは豊作で人々は豊かな生活を送っていました。しかし、ルイ16世の時代となり、天候が悪く農作物は不作となります。また唯一豊作であったブドウのせいでワインの価格が値崩れを起こし、人々の生活は不安定となっていきます。

ルイ16世の奥さんと言えば、有名なマリー・アントワネットです!「パンがなければ生ごみを食べればいいじゃない」って、違った。これはネウロの発言でした。「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」って有名な世相を反映した言葉がありますね。マリー・アントワネットは浪費を繰り返し遊び惚けて国民の怒りを買います。ちなみに旦那さんのルイ16世は包茎だったとか――。手術で治すことを嫌い、そのせいで子供ができなかったそうですが、これを見かねたマリー・アントワネットの兄がオーストリアから出向き、ルイ16世を説得し手術を受けさせる。そうして、ようやく4人の子どもを授かるようです。

1789年7月14日。王政に対する民衆の不満が爆発し、フランス革命が勃発します。実際のところ、国が財政危機に陥ったのはマリー・アントワネットの浪費のせいだったわけでなく、ルイ14世以降の王族の浪費や戦費の拡大、貴族の年金などが元々の原因でしたが、アメリカ独立戦争への参戦などによる20億リーブルの拠出が、財政危機を決定づけたとのことです。

 

革命が終焉を迎えるまで、まだまだドラマがあるようですが歴史を書き連ねるのはこの辺にしておきます。

 

~参考サイト:下記サイトを引用させていただきました~

manapedia.jp

 

ルイ16世とマリー・アントワネットの子どもたちについて

 

 あ……。「ジェラールとジャック」の感想に触れてない(笑)

長くなったので、本の紹介は次回に持ち越します!ごめんなさい。

 

実はパリではないのですが一週間ほど旅行に出かけてきます。はい、マリー・アントワネットの生地に行ってきます!

ハプスブルク家モーツァルトを堪能してきます。旅行期間中は「ジェラールとジャック」の感想、といいますか、完全ネタバレ実況と言った方が良い内容のものを公開します。旅行前にご近所のお話が読めて良かったです。

この「ジェラールとジャック」は過去に読んだことがある方も多いと思います。まだ読んでないという方は是非一度読まれていいのではないかなぁ~と思う作品です。

 

 

 

mrank.tv

好みじゃなかと 見多ほむろ 全然好みです!方言BLです。

見多ほむろさんの「好みじゃなかと」を読みました。見多ほむろさんの作品を読むのは初めてです^^ 

タイトルは「好みじゃなかと」ですが、私はすごい好みの作品でした!

 

好みじゃなかと (Charaコミックス)

好みじゃなかと (Charaコミックス)

 

 

続きからネタバレ感想にはりいます。

 

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色恋蟲 いさか十五郎 大人の恋にクエッションマーク。

いさか十五郎さんの新刊だ!

実は本屋で手に取った時、いさか十五郎さんの作品であることに気が付いていませんでした。いさか十五郎さんが好きだって公言しているのに(私が好きなことはそこまで知られていないかもですが。笑)

でもね、この表紙をみてください!黒い表紙に虫、虫、虫の字!!!なにか禍々しいものを想像しちゃうでしょー?!

私が感じているいさか十五郎さんって、明るくってエロくってピュアなキャラのイメージなんですよ。そりゃ、わからんよ。けれど、ちゃんと反応して新作購入していました。

今年はいさか十五郎さん作品の発売が多い!今年だけで4冊目です!

 

色恋蟲 (KARENコミックス)

色恋蟲 (KARENコミックス)

 

 今回発売されたのは「色恋蟲」。”いろこいむし”と読みます。

 

 それでは、続きからネタバレ感想に入ります。

 

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クロネコ彼氏のあふれ方(1) 左京亜也 クロネコ彼氏シリーズ史上、最大の危機!?

前回はクロネコ彼氏の歴代作品についての記事でしたが、今回は発売されたばかりの「クロネコ彼氏のあふれ方(1)」をレビューしたい思います。

 

クロネコ彼氏のあふれ方(1) (ディアプラス・コミックス)

クロネコ彼氏のあふれ方(1) (ディアプラス・コミックス)

 

 

左京亜也さんのクロネコ彼氏シリーズ。

一ページ目の肌色カラーページが定着してますね^^

 

ここからネタバレ感想となります。

 

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【BL漫画家】左京亜也 クロネコ彼氏シリーズ・歴代作品を並べてみた!

 左京亜也さんのクロネコ彼氏シリーズの新刊が発売されました。

てっきりクロネコ彼氏は、賀神のお兄ちゃんのお話に主役をバトンタッチしてラブラブ生活を送っていくのだと思っていました。しかし、話は続いていたのですね。

 

今回はですね。発売されたばかりの新刊「クロネコ彼氏のあふれ方」の感想を述べる前に、まずは歴代のシリーズのおさらいをしたいと思います。

というか、作品を並べてみたい( `ー´)ノ

 

本作は肌色率が高い作品となっています(笑) ディアプラスはエロ抑え目というイメージを一新させた左京亜也さん。エロ綺麗な絵柄でBL界の流星となった(?)左京亜也さんの活躍ぶりはまだまだ記憶に新しいと思います。

 

クロネコ彼氏シリーズは大人気作なので内容をご存じの方は多いと思います。なので、さくっと内容をお伝えします。

 

猫科人間で黒猫に化ける慎吾と同じく猫科人間でヒョウに化ける賀神のお話です。慎吾はツンツンした性格で掴めないけれど本質的にはかなりの寂しがり屋な性格です。強がっているだけなところが読者に伝わり、慎吾が取る行動にはうるっと涙しちゃいます。

一方の慎吾のお相手の賀神ですが、職業は芸能人でキラキラした超絶美形です!そして、猫科人間界では黒猫よりも位の高いヒョウに位置づけされます。圧倒的なオスのフェロモンで慎吾を制圧(精圧)していきます(笑)

すごく簡単に言うと、慎吾のことを気に行った賀神が体を使って(←?)慎吾をトロトロ・メロメロ・骨くだけにしていく作品です(説明、これでいいのか?)

 

 

第1段 クロネコ彼氏の遊び方 

クロネコ彼氏のアソビ方 (ディアプラス・コミックス)

クロネコ彼氏のアソビ方 (ディアプラス・コミックス)

 

まだ慎吾がツンツン。賀神とはセフレ関係じゃん、って思っている頃です。ラストは黒猫の姿になって気持ちが繋がります。 

 

第2段 クロネコ彼氏の甘え方

クロネコ彼氏の甘え方 (ディアプラス・コミックス)

クロネコ彼氏の甘え方 (ディアプラス・コミックス)

 

内容を覚えていなくて(笑)Amazonの内容紹介を見て確認しました。そうそう、カメラマンに賀神との写真を撮られちゃう内容でしたね。 

 

  第3段 クロネコ彼氏の愛し方(1)

クロネコ彼氏の愛し方 (1) (ディアプラス・コミックス)

クロネコ彼氏の愛し方 (1) (ディアプラス・コミックス)

 

 

 第4段 クロネコ彼氏の愛し方(2) 

クロネコ彼氏の愛し方 (2) (ディアプラス・コミックス)

クロネコ彼氏の愛し方 (2) (ディアプラス・コミックス)

 

賀神のお兄ちゃんが当て馬に登場します。お兄ちゃんの子供・リオがとても可愛いです。リオは賀神そっくりで、慎吾に無条件に懐く姿が見ていてほっこりします^^私はクロネコ彼氏シリーズでリオが一番好きです。いつか、このシリーズが長く続いてリオも大人になって、誰かとラブラブになればいいなぁと思います。でも、その頃には自分も歳を取りますね。しみじみ。

 

 

第5段 クロネコ彼氏のあふれ方(1)

クロネコ彼氏のあふれ方(1) (ディアプラス・コミックス)

クロネコ彼氏のあふれ方(1) (ディアプラス・コミックス)

 

 最新刊!クロネコ彼氏のあふれ方の感想は次回とさせて頂きます。

 

番外編 不機嫌彼氏のなだめ方

不機嫌彼氏のなだめ方 (ディアプラス・コミックス)

不機嫌彼氏のなだめ方 (ディアプラス・コミックス)

 

 賀神のお兄ちゃんのお話です。お兄ちゃんの行動が空回りしています。

 

とまあ、簡単ではありますが歴代シリーズを並べてみました♪

まだクロネコ彼氏シリーズを未読の方は是非読んでみてください。

 

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大事なことなので、二度。 黒岩チハヤ 同級生もの。デリカシーのない攻めにやきもきします。

 黒岩チハヤさんの「大事なことなので、二度。」を読みました。「ましたの腐男子くん」、「孤独な鷹は人恋しくて」と一緒に購入しました^^

タイトルが好みです。

 

大事なことなので、二度。 (GUSH COMICS)

大事なことなので、二度。 (GUSH COMICS)

 

 

気が付かなかったけど、表紙に英語タイトルが明記されていますね。

Because this is the most important thing.って。

 

さっそくネタバレ感想に入ります。

 

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孤独な鷹は人恋しくて 黒岩チハヤ 再会もの。大人に成長した後輩くんにオタオタします。

黒岩チハヤさんの「孤独な鷹は人恋しくて」を読みました。「ましたの腐男子くん」と合わせて購入していました^^

「ましたの腐男子くん」から比べると大人エロです。

 

孤独な鷹は人恋しくて (Canna Comics)

孤独な鷹は人恋しくて (Canna Comics)

 

 

今月にkindle版、来月はBLドラマCDが出るみたいです。

 

それではさっそくネタバレ感想に入ります。

 

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スピンアウト 上下 国枝彩香 暴かれていく本性……。問題作です。

国枝彩香さんの「スピンアウト」を読みました。

上下巻になっており、共に同時発売されています。

 

 

本作、問題作ではなかろうか……。

上下巻とも読んだのですが、頭にこびりついて離れない気味の悪さを感じます。BL本はだいたいは二回読み直すのだけど(特に漫画は)、絶対に二度読みたくないって思いました。寝るときに思い出しちゃって、嫌な気分になったのです。

本作、好き嫌いを選びそうな話だと思います。ヤンデレではなく、完全に人間怖いのホラーなんですよ。貴志祐介さんの「黒い家」を思い出しました。

 

それではネタバレ感想に入ります。 

 

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二人暮らしのユウウツ 不浄の回廊2 夜光花 

夜光花さん、コンプリート企画絶賛実施中!

1巻が面白かったので、続けて不浄の回廊の続編の「二人暮らしのユウウツ」を読みました^^

 

二人暮らしのユウウツ―不浄の回廊〈2〉 (キャラ文庫)

二人暮らしのユウウツ―不浄の回廊〈2〉 (キャラ文庫)

 

 

さっそくネタバレ感想に入ります。

前回のあらすじつきです!

 

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不浄の回廊 夜光花 西条君は俺が守る!

夜光花さん、コンプリート企画を絶賛実行中です!

夜光花さんのお話が好きだと言っているわりに読めていない本が多いという(笑) 特にシリーズものが読めてないです。

 

不浄の回廊 (キャラ文庫)

不浄の回廊 (キャラ文庫)

 

 

 「不浄の回廊」を読みました。

「二人暮らしのユウウツー不浄の回廊2」という題名で続編が出ている作品で、大変人気があるお話のようですね!なのに読む機会がなかったのは何故かいな、って感じですが(^^;)

 

この度、入手しましたので、さっそくレビューします。

以下、ネタバレ

 

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